2012/01/16

西田敏行さんの芸者姿

理解し難いだろう話をもう一つ。

市川森一さんって昨年末亡くなった脚本家がいますね。「ウルトラセブン」等が代表作の。その彼の「淋しいのはお前だけじゃない」という作品に関することです。

と言っても、亡くなった時「ウルトラセブン」等と一緒にテレビで紹介されて彼が書いたものと知った訳ですが、これ、ずっと頭の片隅で引っ掛かっている作品なのです。大袈裟に言うと、自分の感覚・感性を確かめるために観たい作品。

雑誌の新番組紹介ページに30年ほど前この作品を見かけ、面白そうだと感じたのです。ストーリーは覚えていないのですが、主演は西田敏行さん。その彼がなぜか芸者姿。この写真がイケたのです、単に笑かしじゃない。ちゃんと女形の指導を受けた、の文章もあったような…なのに観るのを忘れそのまま。

「西田敏行の女装?いいかもね」って人は、歌舞伎、少なくとも女形なんて変な存在が受け入れられるのではないかと思うのです。この感覚は説明するのが難しい。そして自分の場合、いいと思った何年か後に中村歌右衛門という女形にハマる訳でした。

ただ、西田さんの姿は、歌右衛門と芸風が対照的だった尾上梅幸風?ぽっちゃりで、世話物(簡単に言うと庶民を扱った物語)が似合いそうな。歌右衛門は痩躯で、時代物(簡単に言うと公家や武士を扱った物語)が似合った人でした。

ないかな、DVD…探そう!

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