2014/01/13

お年寄りにはゴミのタブレットでなくても使いにくいのだ

ニュースサイト「BLOGOS」に、先日こんな記事が。と言っても、「はてブ」で以前に見つけたもので古いです。

バスの中、ゴミみたいなタブレット端末でWi-Fiに繋げようと試みているおじいちゃんが不憫でたまらなかった。

抱き合わせで買わされたであろう、反応も解像度も、UIも酷いタブレットを手に、懸命に公共交通機関でWi-Fiに繋ごうとしているおじいちゃんの姿を思うと泣けます。どちらかと言うと、筆者の噛みつく先は、不親切な日本のWi-Fi環境寄りと見たのですが、どうでしょうか。

売り方も悪いので、志低く「『ゴミ』を最初から作りたい人などいない」と考えたい自分には、ちょっと言い方が…とも感じたのですが、今回はその話は置いておきます。

自分も以前のスマホのとき、本体のWi-Fiのマークをタップしたかなんだかで繋がったと思い、「あれ、別に早いことなんてないよ?」なんて最初、やっていました。設定していないのに、繫がる訳がない。「ネットワークを探していますよ」のサインだったのだろうけれど、そのマーク、タップしたら点いたかな…?思い違いでなければ、ちょっと不親切だったかも。

今回、端末寄りに噛みつきますと、ゴミでなくても、反応も解像度も素晴らしく、洗練されたUIだって、そもそもお年寄りには不親切なんだろうなって話です。

高齢者へのiPad導入を阻んだiOSのUI/UXの話

設立が昨年7月の若い会社、「株式会社たからのやま」の取り組み。なんと本社は徳島県海部郡。過疎地での起業を決意した、創業者の若いお二人は、東京を行ったり来たりしているそうです。

これは徳島県南部局と美波町が共催する「ITふるさと村」の講座で、iPadを使ったタブレット講座を開催した際の、成功と失敗についてのレポート。

  Facetimeビデオ通話のデモで会場を一気に盛り上げたものの、参加者に実際に体験してもらう段階で「大失敗」。Apple IDの取得とそのためのiCloudメールの登録をしてもらってから、と進めたのですが、30名ほどの参加者のうち時間内にゴール出来たのはたったの1名。好きなアプリをダウンロードしてもらい、タブレットの楽しさを感じてもらう目標が、そのスタート地点にも立てず(;_;)

その後、おっしゃられているように課題が大量に可視化されたのは、本当にある意味「大成功」だと思います。大人数で同時に初期設定を行うのは無理だった、そして高齢者目線に立つとiOSのシンプルで「直感的な」インターフェイスは不親切だということ等。

もう少ししたら、自分たちの世代が押し出されてGoogleアカウントを持ち、Apple IDを持った高齢者が増えるのでしょうけれど、そうしたらそうしたで、あのタップするボタンの小ささ等に泣かされそう。で、今何をしなければならないか、ですね。両親にタブレットを渡したい自分も勉強中。

またiOS7のデザイン面に大幅な変更があるそうですね、この目線でのそれを期待します。

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